今回は前回改造したRadeon RX 470 8GB マイニングモデルのBIOSを改造していきます。
通常版のRadeon RX 470をお持ちの方でも同様のBIOS書き換え改造は可能になります。
YouTube投稿動画
使用Tool
使用BIOS
前準備
AtiFlashと書き換えたいBIOS ROMをダウンロードしておきます。
Cドライブ直下にatiflash_284を移動しておきます。
同様にBIOS ROMをatiflash_284の中に移動します。
コピペで作業したい場合は下記のようにBIOS ROMをリネームして下さい。
RX580 Nitro+ 1340Mhz版
Sapphire_RX580_Nitro+_1340.rom
RX580 Pluse
Sapphire_RX580_Pluse.rom
RX580 Nitro+ 1411Mhz版
Sapphire_RX580_Nitro+_1411.rom
※今回の作業はPCI-E x16の1スロット目(一番上のスロットを使用)が前提になります。
BIOS書き換え編
下記のコマンドを打ち込み(1行ずつ)作業が終わったら、再起動をして下さい
PowerShell編
※必ず右クリックで管理者権限で起動してください。
起動したら下記のコマンドを打ち込んでいきます。
Radeon RX 580 Nitro+ 1340版
Set-Location C:\atiflash_284
.\atiwinflash -f -p 0 Sapphire_RX580_Nirto+_1340.rom
Radeon RX 580 Pluse
Set-Location C:\atiflash_284
.\atiwinflash -f -p 0 Sapphire_RX580_Pluse.rom
Radeon RX 580 Nitro+ 1411版
Set-Location C:\atiflash_284
.\atiwinflash -f -p 0 Sapphire_RX580_Nitro+_1411.rom
コマンドプロンプト編
※必ず右クリックで管理者権限で起動してください。
起動したら下記のコマンドを打ち込んでいきます。
Radeon RX 580 Nitro+ 1340版
cd C:\atiflash_284
atiwinflash -f -p 0 Sapphire_RX580_Nirto+_1340.rom
Radeon RX 580 Nitro+ Pluse
cd C:\atiflash_284
atiwinflash -f -p 0 Sapphire_RX580_Pluse.rom
Radeon RX 580 Nitro+ 1411版
cd C:\atiflash_284
atiwinflash -f -p 0 Sapphire_RX580_Nitro+_1411.rom
エラーメッセージが出る場合
・ファイル名が正しいか確認
・Cドライブ直下にフォルダがあるか確認
・PowerShellまたはコマンドプロンプトが管理者権限で実行されているか確認
・グラボが1スロット目に刺さっているか確認
ベンチマーク結果比較
使用ソフト:3DMark Time Spy
Radeon RX 470 Nitro+ スコア3500
Radeon RX 580 Nitro+ 1340Mhz版 スコア3989
Radeon RX580 Pluse スコア3886
Radeon RX 580 Nitro+ 1411Mhz版 スコア測定不能
参考スコア
GeForce GTX 1060 6GB スコア4154
まとめ
今回はデフォルト含めて4種類のBIOSを比較してみました。
正直Radeon RX 580 1340Mhz版とRadeon RX 580 Pluseは殆ど差がないです。
今回の測定ではクロック数はPluseのほうが高いのにベンチ結果ではNitro+ 1340Mhz版に負けてしまっています(苦笑
残念だったのはRadeon RX 580 Nitro+ 1411Mhz版のBIOSだと、まともに起動すらできなかった点です。
クロック的にはPluseと50Mhzぐらいしか違いはないのですが、動作がかなり不安定でした。
あたり個体では安定動作するという話も聞いているので、残念でした^^;
常用する場合にはRadeon RX 580 Nitro+ 1340Mhz版かRadeon RX 580 PluseのBIOSの2択になるかと思います。
こちらのBIOSはどちらもベンチマークを連続で起動させていても安定した動作をしていました。